レーザ式トングレール先端喰い違い測定器

トングレール先端喰い違い量をレーザを使って簡単測定
 

レーザ式トングレール先端喰い違い測定器を使用すると、様々な分岐器(DSS、SSS、特殊分岐器を含む)のトングレール先端の喰い違い量を簡単かつ正確に測定することができます。測定方法としては、対側レールにターゲットを置き、基準線側レールに番数レバーを設定した上で測定器本体を置きます。測定器本体の電源を入れて、レーザが手前のトングレールの先端がかするように本体の位置を調整してターゲットの目盛を読めば、トングレールの先端の喰い違い量を測定できます。分岐器は、レールふく進による変位でレールに複雑な動きを生じさせます。そのため、トングレールのふく進による変位量を正確に測定して、適切に保守管理することが重要です。

 
  レーザ式トングレール先端喰い違い測定器KS5941D レーザ式トングレール先端喰い違い測定器

特長

icon  

分岐器のトングレール先端の喰い違い量をレーザを使って簡単測定

icon  

レーザで測定するため、測定器本体は小型軽量

icon  

測定器本体とターゲットは軽量コンパクトで、一人で持ち運びが可能

icon  

レール接触面は、短絡(矯絡)防止のため絶縁材を使用

Q&A

icon  

Q1:何のために使う測定器ですか?

   

レールにふく進が生じると、トングレール先端が喰い違うことがあります。トングレールの喰い違いが発生すると、転てつ棒端部にポイント転換用のロッドやまくらぎが接触して転換不能を起こす原因となります。したがって喰い違い量を測定し、良好な状態かどうか確認することが大切です。なお、トングレール先端の喰い違い量は、15mm以内で管理することが定められています。

     
icon  

Q2:何を測る測定器ですか?

   

トングレール先端の喰い違い量を測定することができます。特に特殊分岐器(DSS、SSS)では、トングレール先端の喰い違い量に、設計段階から決められた変位量を持たせており、従来の測定方法では、一般分岐器と比べると複雑な方法で測定する必要がありました。さらに測定位置に曲率が介在しているため、測定位置を外方に1m程度ずらして行うなどの対処も必要でした。本測定器では、測定する分岐器の番数ごとに測定器のレバーを切り替えることにより、特殊分岐器の種類によらず、同じ方法でトングレール先端喰い違い量を正確に測定することが可能です。

主な仕様

<本体>

項目 内容
電源 単3アルカリ乾電池 × 2本(マンガン乾電池も使用可能)
電池寿命 連続点灯約45時間 ※単3アルカリ乾電池を使用した場合
外形寸法 (約)H:56 × W:230 × D:128 mm
質量 (約)900 g
測定目盛 ±30 mm
レール接触面 ラバーマグネット(絶縁材)

<ターゲット>

項目 内容
外形寸法 (約)H:39 × W:180 × D:98 mm
質量 (約)200 g
測定目盛 ±80 mm
レール接触面 ラバーマグネット(絶縁材)

詳細はこちらから

お問い合わせフォーム