事業を知る(保線)

 

保線の実績とレール計測

カネコの業務(保線等)


軌道モニタリング装置 NEW!!
営業列車の床下に搭載可能なモニタリング装置です。営業列車に搭載することにより、高頻度に測定できるのが特徴で、軌道管理を状態監視保全(CBM)に進めることが可能です。写真の軌道変位モニタリング装置は、非接触式で小型の測定装置で軌道変位や列車動揺等を測定します。列車が走行する度に測定が行われ、測定データは無線通信でデータ処理ソフトが入ったサーバへ自動転送されます。軌道検測車の代替も可能で、軌道検測コストや作業負担を大幅に軽減します。
軌道変位モニタリング装置軌道変位モニタリング装置
標準ゲージ

当社の測定器の歴史は、標準ゲージがスタートです。当初は木製のゲージでしたが、軽量・丈夫なFRP製、さらにはデジタル式と進化しています。写真のデジタル式標準ゲージは、レールの軌間や水準、バックゲージ可能です。測定値をゲージ内に記録できる他、プリンタ等に出力することが可能です。また、伝送タイプはアプリが入ったタブレットやスマホ等の端末に測定データを無線送信でき、大変便利です。
デジタル式標準ゲージデジタル式標準ゲージ
軌道検測装置
当社の代名詞と言われるのが、トロリー式の軌道検測装置でトラックマスターです。2m弦で分岐器も測定器可能な製品から、1.25m弦の仕上がり検査用のコンパクトな製品まで各種販売しています。トラックマスターは、通り変位(左・右)・高低変位(左・右)・軌間変位・水準変位・平面性変位の7項目を測定可能です。測定中に基準値を超えた場合、タブレットPCのソフト上に警報が表示されます。
ゲージトラックマスターPC+
分岐器検査装置
昭和26年(1951年)に鉄道の保線関係に使用される計測機器の開発をスタートして以来、技術を磨き続けました。計測機器はゲージから始まり、トロリー式で自動化された軌道検測装置(トラックマスター)に続き、今は車両搭載型の軌道モニタリング装置を開発しました。また、曲線整正においての高い技術力が認められていて、各新幹線の建設にも参画しています。
スイッチマスタースイッチマスター
ホーム測定装置
デジタルで自動化されたレーザ式ホームマスターやアナログ式のFRP建築限界測定器を販売しています。写真のレーザ式ホームマスターは、駅のホームをレーザスキャナを使って連続測定を行う測定器です。ホームの高さ・離れ・断面形状を測定可能で、最新型は測定点とその周囲をカメラで撮影します。
レーザ式ホームマスターレーザ式ホームマスター
ホームドア測定装置
ホームからの転落事故防止のため、各鉄道会社では乗客数の多い駅を対象にホームドアの設置を進めています。ホームドアの1種である可動式ホーム柵を測定するのが写真の測定器です。アナログ式の目盛を読むタイプの測定器で、測定精度が良いのが特徴です。可動式ホーム柵上部や支障物センサ上部・下部の高さと離れを測定可能です。
可動式ホーム柵用走行式建築限界測定器可動式ホーム柵用走行式建築限界測定器
建築限界測定器
建築限界を測定する機器をアナログからデジタルまで、用途に合わせて各種販売しています。写真は、レーザを使って構造物の高さと離れを測定するルートスキャンです。軽量で一人で持ち運びができ、付属のパソコンを使って安全な場所から遠隔操作して測定作業ができます。連続的に角度を変えて測定する断面測定とレーザを当てた1点を測定する機能があります。
ゲージルートスキャン
新幹線建設との関わり①(基準器設置と曲線整正)

当社は、山陽新幹線建設時に培ったノウハウを活かして、新幹線建設や海外の高速鉄道建設に参画しています。特に、曲線整正において高い技術力が認められていて、新幹線建設において軌道測量、線形設計計算、基準器設置を行っています。新幹線の高速走行に適した理想的な線形を追求しながら、建設工事の効率化の一助となるような計算を取り入れています。
軌道測量新線敷設のための軌道測量
新幹線建設との関わり②(デジタル化施工)

基準器設置と曲線整正以外にも、デジタル化施工を行うための測定器やシステム開発を行っています。西九州新幹線、北陸新幹線(敦賀延伸)や北海道新幹線の(札幌延伸)では、基準器にはRFIDタグが取付られています。基準器のRFIDタグは、デジタル化施工を行うためにその地点固有の基準器情報と紐づけられています。例えば、デジタル式スラブ敷設ゲージはデジタル化施工に役立っていて、タグリーダーで基準器情報を読み取りながら、スラブ調整を行います。スラブ調整を効率的に行いながら、アナログ式で発生しやすい施工ミスを防止することができます。
ゲージデジタル式スラブ敷設ゲージ

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