株式会社カネコ-鉄道の保線計測機器や防災警報器の開発・製造販売 > 製品案内 > 分岐器測定 > 分岐器軌間線Ⅰ、Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器

分岐器軌間線Ⅰ、Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器

分岐器の保守管理のために軌間線とフランジウェー幅を測定
 

分岐器のトラブルは、大きな輸送障害に通じる要因になることから常に良好な保守状態が求められています。中でも唯一、可動するポイント部や軌間欠線のあるクロッシング部の機能維持は重要です。本測定器は、分岐器における設計上の軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びトングレール先端の開き量と行程(ストローク)、さらには各種フランジウェー幅などの測定に用いるものです。操作は簡単ですが、正確に測定ができます。

 
  分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器KS379Bシリーズ 分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法
及びフランジウェー幅測定器

特長

icon  

Q1:何のために使う測定器ですか?

 
    分岐器の軌間線寸法とは、分岐器、各まくらぎの直角方向での間隔を示します。これは、多種多様にある分岐器ごとに計算され、工場での組立では、この数値をもとにレール配列が行われ、まくらぎに締結されます。
しかし従来、現場敷設後は基準側、分岐器側とそれぞれ別々に通りや軌間などの整正をしていたために、分岐器敷設当時の状態が崩れてしまいがちでした。
この測定器を活用すれば、基準側と分岐器側を同時に、しかも簡単に測定できるようになります。
その結果、分岐器敷設時の状態を把握することが容易となり、分岐器の密着・接着を管理し、分岐器不転換等の事故防止、軌道変位補修作業にも有効に活用することが可能です。
 
icon  

Q2:何を測る測定器ですか?

 
    分岐器における設計上の軌間線1・2寸法およびトングレール先端の開き量、さらには各種フラジウェー幅の測定ができます。
ちなみに軌間線1寸法は、基本レールとリードレール間の間隔で、軌間線2寸法は、左右基本レールの間隔を示しています。
 
   
分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器本体

本 体

分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器目盛

測定目盛部

分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器幅
分岐器軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法及びフランジウェー幅測定器の測定位置

主な仕様

軌間線Ⅰ・Ⅱ寸法測定器 ※測定範囲の2分割が可能

種類 内容
測定範囲 軌間線Ⅰ 0~3800mm
軌間線Ⅱ 20~3800mm
軌間 1067、1435、(20~3200)
外形寸法 延長スケール接続時 (約)H:100×W:4035×D:130 mm
延長スケール収納時 (約)H:100×W:1960×D:130 mm
質量 (約)2.4 kg

軌間線Ⅰ寸法及びフランジウェー幅の補助測定器(ポイントガード部・H型ガード・C型ガード部対応)

種類 内容
測定範囲 軌間線Ⅰ 0~180mm
フランジウェー幅 20~230mm
外形寸法 (約)H:55×W:400×D:55 mm
質量 (約)1 kg

詳細はこちらから

お問い合わせフォーム