レーザ式トングレール先端喰い違い測定器

KS5941D レーザ式トングレール先端喰い違い測定器
 

分岐器における、レールふく進による変位は、レールに複雑な動きを生じさせます。

したがって、その変位量を正確に測定し、適切に保守管理することが必要となっています。KS5941D レーザ式トングレール先端喰い違い測定器を使用すると、さまざまな分岐器(DSS、SSS、特殊分岐器を含む)のトングレール先端の喰い違い量を、分岐器の番数レバーをワンタッチ操作することで、簡単にかつ正確に測定できます。

 
  レーザ式トングレール先端喰い違い測定器

軌間線測定およびフランジウェー幅測定Q&A

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Q1:何のために使う測定器ですか?

   

レールにふく進が生じると、トングレール先端が喰い違うことがあります。
トングレールの喰い違いが発生すると、転てつ棒端部にポイント転換用のロッドやまくらぎが接触して転換不能を起こす原因となります。したがって喰い違い量を測定し、良好な状態かどうか確認することが大切です。なお、トングレール先端の喰い違い量は、15mm以内とすることが定められています。

     
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Q2:何を測る測定器ですか?

   

トングレール先端の喰い違い量を測定することができます。
特に特殊分岐器(DSS、SSS)では、トングレール先端の喰い違い量に、設計段階から決められた変位量を持たせており、従来の測定では、一般分岐器と比べると複雑な方法をとる必要がありました。さらに測定位置に曲率が介在しているため、測定位置を外方に1m程度ずらして行うなどの対処も必要でした。本測定器では、測定する分岐器の番数ごとに測定器のレバーを切り替えるだけで、特殊分岐器の種類によらず、同じ方法でトングレール先端喰い違い量を正確に測定することができます。

     
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Q3:どのように使う測定器ですか?

 

測定手順:
対側トングレール先端に、ターゲット部を置きます。

 

測定器本体の番数移動レバーを測定する番数に設定し、測定器本体を基準線側レールに置きます。

 

測定器本体のスイッチを入れ、レーザー光が手前のトングレール 先端にかするように本体を移動します。

 

ターゲット部に当たったレーザー光の目盛り位置が、喰い違い量となります。

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